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【連載コラム】ボイメン本田の猫通信 第4回

【連載コラム】ボイメン本田の猫通信 第4回

大の猫好きと知られるBOYS AND MENの本田剛文が、猫に纏わるコラムを綴る「ボイメン本田の猫通信」。第4回目のタイトルは、『憩いの定位置』。果たしてどんな猫通信になっているのか!癒し度100%のエピソードを御覧ください!

憩いの定位置

実家の猫達には、彼らが家の中で最も気に入っていると見られる“定位置“が存在します。白い方のシーちゃんは高い位置に作られた猫用の通路、その中でも特に日当たり良好なポイントを根城としています。一方、黒猫のクーちゃんはリビングの壁際、それも必ずコンセント付近の場所に陣を構えるのがお決まり。猫と言葉を交わすことはできないので、それらの場所を何故そんなにも気に入っているのかは知りようもありませんが……とにかく非常に高い頻度でその“定位置”にいるのです。

基本的に普段から穏やかな二匹。しかし定位置で過ごすのはことさら気分が良いみたいです。というのも、僕からのスキンシップに対しては原則として塩対応の彼らが、定位置にいる時は珍しく歓迎ムード。もっと撫でてくれと言わんばかりの様子だったりもするのです。ただし、この機を逃すまいと前のめりになってしまうと、鼻息の荒さに辟易されてしまうのかボーナスタイムも終了しがち。距離感と押し引きの加減が鍵を握る、そんな猫との日々です……。

我々人間も、自分にとっての最高の定位置の存在が、リラックスの一助になりますよね。僕の場合は、ソファの左寄りに座るのが、しっくり感があり落ち着きます。仕事に疲れて帰ってきたら、まずは荷物を置いてソファに座り、一息つきながらダラリと過ごす。そんなひとときが自分にとっては大切で、心身ともに整えられるような感覚になります。自分のペースで気まぐれにテレビを見たりスマホをいじったり、ゆっくりと流れる時間を味わうのです。

……そう考えると、定位置でまったりと過ごす猫に熱々のスキンシップで絡みに行く僕の所業は、まさに無粋の一言。自分のリラックスタイムを想像してようやくの反省です。これからはお伺いを立てるような控えめさで、お邪魔にならぬような程良い熱量を意識しながら、猫を撫でていきたいと思います。

アーティスト情報

本田剛文
ほんだ たかふみ

愛知県出身、1992年11月3日生まれ。今年結成15周年を迎える名古屋発エンターテイメント集団
”BOYS AND MEN”のメンバー。情報番組のレポーターやMC、ラジオ番組等を中心に活躍中。
特技は弓道弐段・日本舞踊。日本伝統文化検定2級を取得。
巧みな話術を持ち、猫を愛する本田がYouTubeで配信する”猫実況”は必見‼

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