
【インタビュー】コンセプトはゲーム!話題の▷せーぶぽいんとがLotusに初登場

メンズアイドルシーンにおいて今、めきめきと頭角を現しつつあるグループが▷せーぶぽいんとだ。そのグループ名が標榜する通り、ゲームをコンセプトとして精力的に活動の幅を広げている大注目の7人組であり、ロールプレイングゲームから恋愛ゲームに至るまでさまざまに織りなされた物語を、時にダイナミックに、時にチャーミングに、時にドラマティックにと全身全霊で体現していくその姿には胸をときめかせずにはいられない。3月25日にはグループ初のCD作品となる1stミニアルバム『ギルド』をリリース、ますます波に乗る▷せーぶぽいんとがLotusに初登場! 彼らの想いがたっぷりと詰まった今作についてはもちろん、グループの魅力についてもめいっぱいお届けしたい。
パーティー組んで冒険しているイメージ
▷せーぶぽいんととはどんなアイドルグループなのか教えていただけますか。

ふゆみ:ゲームをコンセプトにしたグループなんです。楽曲自体、それぞれいろんなゲームの世界に入っていくようなイメージで作られているので、衣装なども世界観に合わせていろいろ変わったりするんですよ。今回のミニアルバム『ギルド』では警察官をモチーフにしてこういう衣装になっているんですけど。
ゆの:デビュー当時はロールプレイングゲームをモチーフにしていたので、今もメンバーおのおのに役職があったりもして。
あむ:それこそ『ドラゴンクエスト』とか、パーティーを組んで冒険するゲームがいちばんイメージに近いかなって思います。
実際、冒険感はありますか、活動をされていて。
かなめ:あります、とっても!
2021年に活動をスタートされて、今年で4年目になられるんですよね。
ふゆみ:はい。1年目は5人だったんですけど、2年目にゆき、その後にたくみんが入って、今の7人になったんです。
みなさんが思うこのグループの魅力とは?
えつや:ゲームをコンセプトにしているので、例えば怖いゲームだったり、シューティングゲームだったり、恋愛ゲームだったり、シチュエーションによって違う自分たちになれるんですよね。曲とか振り付けによって1曲1曲、ガラッと佇まいを変えられるのは▷せーぶぽいんとの魅力だなって。自分的にも1回のライブでも表情とか感情を変えられるので楽しいですし、やりがいがあるなって感じています。
かなめ:そもそもメンバー7人のキャラがとても濃いと言いますか、みんなすごく面白いんですよ。特にライブのMCでは、みんながみんな、確立されたキャラを存分に発揮していて(笑)。ライブではかっこよく、かわいく、スタイリッシュにパフォーマンスしている僕たちを観ていただきつつ、それ以外のところでもそれぞれのチャーミングな一面に触れられる、いろんな姿の僕たちを楽しめるのが魅力かなって。
ゆき:僕が▷せーぶぽいんとを好きなところは、みんながやさしいところ。「こいつ、ウゼぇな」とかがないんですよね(一同爆笑)。人として優しい人が集まっているのはすごくよかったな、と。
グループが踏み出した大きな一歩
3月25日にリリースされた1stミニアルバム『ギルド』はグループ初の全国流通盤となりますね。ミニアルバムとは思えないぐらい濃厚でバリエーション豊かな楽曲が詰め込まれた作品ですが、リリースを迎えた現在の率直な気持ちを教えてください。

ゆの:シンプルに嬉しいですね。グループにとって初めてのアルバムですし、それがCD化されていろんな人のもとに行き渡るのかな、もっとたくさんの人に知ってもらえるのかなって考えたらワクワクした気持ちでいっぱいになります。
ふゆみ:ついさっき完成した実物のCDを手にしたんですけど、率直に「うわ、かっこいい!」って思いました。せーぶでアルバムを出すのは初めてですし、CDという形も初めてなので「自分たちのアルバムだ!お店で見るやつだ!」って(笑)。
その感覚、わかる気がします。
えつや:今ってスマホでなんでもできちゃう時代ですけど、音楽ってデータだけじゃないところにも良さがあると思うんですよ。なので、CDとして形に残せるのが本当に嬉しい。あと、こういう取材とかリリースイベントとか、普段とは違う形でいろんなところに発信できるのもすごく楽しいですし。
たくみん:普段のライブはライブハウスが多いですけど、今回のリリースイベントではショッピングモールとかでもやらせてもらっているんですよ。いろんな場所で自分たちの曲を聴いてもらえる機会が増えていること、いろんな人に▷せーぶぽいんとの曲を届けられていることがすごくありがたいですし、それをきっかけに「いいな」と思ってくださった方がアルバムを手に取ってくれたり、別のイベントにも足を運んでくださったらって思って頑張っています。
かなめ:改めて恵まれた環境に自分たちはいるんだなって再確認しました。このアルバムを制作できたこと自体、いろんな方々の協力があってのものですし、だからこそ、このアルバムをいろんな方に届けられるように僕たちもさらに頑張ろうって今すごく思えていて。グループにとっても大きな一歩が踏み出せた、新たな世界が広がるきっかけになったCDだなって思いますね。
ゆき:本当にありがたい一歩ですよね。ちなみに今回収録した8曲のうち、7曲をメンバーが1曲ずつセレクトしているんですけど、メンバーセレクトの曲は再録音しているんですよ。なので、前の音源と聴き比べていただいても楽しいんじゃないでしょうか。
そういう楽しみ方もできるんですね。
あむ:実は▷せーぶぽいんとには、すでに40曲くらい曲があって、ライブでもたくさん披露させてもらっているんですけど、今回はその中でも一人ひとり思い入れがある曲を選んでいるんです。そこにプラスして新曲の『アイムアクローザー』も入っていたり、まさに今までとこれからの▷せーぶぽいんとを象徴するようなアルバムだと思っていて。この1枚だけでもいろんなジャンルが網羅されているので、▷せーぶぽいんと初心者の方にとっては入りやすいと思いますし、これまでずっと応援してきてくれているファンのみなさんにはどこか懐かしさとか、そういう気持ちも感じていただけるんじゃないかな、と。
かっこいい系はアドレナリンがドバドバ
新曲の『アイムアクローザー』がまた、めちゃくちゃかっこいいですよね。かなりアッパーに攻め込んだ、ライブ映えしそうな楽曲に仕上がっています。

かなめ:ライブ映え、しますね。僕たち自身、歌っていても踊っていてもめちゃくちゃ楽しいですし。
たくみん:かっこいい曲は他にもちょいちょいありつつ、それとはまた違う……なんて言うんだろう、圧が強い曲なんですよ(笑)。ライブでの登場場面とか、みんなでバーンと立っているんですけど、そこでまず観ている人たちを惹き込むんです。「なんだろう? このグループ」ってどんな人にも興味を持ってもらえる曲ですし、さらに僕たちもバチバチに踊るので(笑)、みんな大喜びしてくれて。キャッチーな部分も随所に盛り込まれているので曲として聴いているだけでも楽しいんですけど、ライブだとそこに僕たちの顔面だったり(笑)、パフォーマンスも加わりますしね。すごく気合いが入る曲です。
歌詞割りが細かいですし、テンポも速くて激しいぶん、歌うのはかなり大変なのでは……?
かなめ:大変です(笑)。でも、かっこいい系の曲を歌うときにはやっぱりめちゃくちゃ気合いが入るんですよ。アドレナリンがドバドバ出るというか……レコーディングはもちろん、ライブとなれば無限に頑張れるんですよね。
7人が絶対に逃したくないものとは
さすがです。“絶対逃さない!”というフレーズから始まるこの曲ですが、みなさんにとっての絶対に逃したくないものとはなんでしょうか。

ゆき:ファンのみなさん。
一同:まさに!
即答ですね。
ゆき:はい、命ですから。
かなめ:かっこいいな(笑)。
ゆき:みんなは同じの(答え)ナシね(笑)。
かなめ:ま、でも、そもそもファンのみなさんを逃したくないのは言うまでもないので(笑)。答えに挙げること自体、むしろおこがましいというか、前提ですから。
ゆき:言うなぁ(笑)。
かなめ:ああ、でも逃したくないものか……なんだろうな、例えば何があります?
えーと……チャンスとか?
かなめ:それだ、チャンス!(一同爆笑) チャンスってどこに転がっているかわからないものですけど、この活動をさせていただく以上、しっかり掴んでいけたらいいなって。そう思いながら地道に頑張ります!
えつや:僕は自分らしさですね。キャラとかブレたくないですし、他に影響されることなく自分の良さはどんどん出していきたいなって。
えつやさんが思うご自身らしさ、あるいはご自身の中でいちばん大事にしたいものとはなんでしょう。
えつや:やっぱりパフォーマンスですかね。ファンの人が観て「うわ、いいな」とか「今日もかっこいい」って思ってもらえるようなパフォーマンスを毎回心がけているので、そこは第一に考えています。
持ち続けたいのは逃げないって気持ち
ふゆみ:僕は、この活動を楽しむこと。アルバムだったり、ライブだったり、みなさんが応援してくれているからこそできていることですし、この活動を楽しむっていうことは絶対逃したくないですね。その気持ちはずっとここ(←バンバンッと左胸を叩く)に持っていたいなって。
たくみん:いっぱい言ってもいいですか? 健康と、前向きな気持ちと、それから感謝の心とか、そういうものは絶対逃したくない、なくしたくないです。健康とか言っちゃうのってアイドルとしてはどうかなと思うんですけど(笑)、僕、自分自身が体調を崩しやすいんですよ。なので、これ以上、健康を逃すと困っちゃうなと思って。今、挙げた3つを大事にしながら頑張って強く生きていきたいと思います!
すごく大事なことだと思います。では、あむさんは?

あむ:みんながもう全部言ってくれちゃいました(笑)。ファンのみなさんも、自分らしさもそう、活動の一個一個を楽しむ気持ちもそうですし。背負うものもどんどん増えていますし、この活動を続けていくうえでも、逃げないっていう気持ちは持ち続けていたいです。
ゆの:自分がアイドル活動をしていて、特になくさないように気をつけているのは、さっきたくみんも言っていた感謝ですね。どれだけ忙しくても1日1回は絶対にSNSの発信でファンの方に「ありがとう」を伝えるっていう、それは自分のなかでずっと守っているルールで。この活動をできるのが当たり前じゃないからこそ、いつも応援してくれているファンの方々やスタッフさん、関わってくれている人たちに、ちゃんと言葉にして感謝の気持ちを伝えるこのルールはこれからも曲げずに貫き通していきます。
人生、いつかフィーバータイムが来る
メンバーセレクトの楽曲についても伺わせてください。それぞれどんな曲なのか、セレクトした方が代表して解説をお願いできますか。まずは、あむさんセレクトの『Sacrifight』から。
あむ:この曲は“ザ・かっこいい”ですね。僕自身、ゴシック系のものが好きなので、ピアノやストリングスも入ったこの曲の雰囲気がすごく気に入っています。
逆にゆのさんセレクトの『はりあっぷ!』はキラキラとした冬のラブソング。
ゆの:やっぱり好きという感情は大きなエネルギーになると思うんですよ。『はりあっぷ!』はピュアな恋心を描いた楽曲になっているので恋愛ソングが好きな方にはかなり刺さるんじゃないかなって。ライブでの振り付けもキャッチーなので観ていても楽しいし、耳にも残りやすい、思わず口ずさんじゃう曲ですね。
『確変ランチャー』はたくみんさんセレクトのパーティーチューンです。

たくみん:タイトルとか歌い出しの<確変起これ!全部上手くいけ〜!>って歌詞にも表れているんですけど、ちょっとギャンブルっぽさのある曲ではあるんですよ。でも、とにかく前向きになれる曲なんです。なんだかんだ上手くいくよ、いつかフィーバータイムが来るからさ、みたいな。だから自由に人生楽しんじゃおうっていうマインドを楽しいサウンドに乗せて歌っているので、ぜひ頭をからっぽにして、とにかく楽しい気持ちで聴いていただければ。
僕たちのかわいさがすべてここに
えつやさんがセレクトした『リバイバルランナー』は力強いメッセージが印象的でした。

えつや:そうなんです。歌詞がすごく強くて、聴いてくれたファンの方がちょっと行き詰まっていたりするときにも「僕たちがいるから大丈夫だよ。一緒に進んでいこう」って背中を押すような楽曲になってるんじゃないかなって。なので、何かに悩んだりしている人に聴いてもらって少しでも元気になってもらえたら嬉しいです。歌詞に合わせた振り付けもかっこいいので、ぜひ観てほしいですね。
ゆきさんセレクトの『ラブラ♡ブレイン』はグループのコンセプトを体現するようなゲームミュージック感満載の1曲で。
ゆき:はい。あと、かわいいですね、この曲は。曲も歌詞も全部。▷せーぶぽいんとのかわいさがすべてここに詰まってるので、たくさん聴いてほしいです。
かなめさんがセレクトされた7曲目『ドリーミン≒ワンダラー』は、主人公の切なさが胸に迫りました。
かなめ:そうですね、<どうかこの手を握り返してほしい<お願いだから離さないで>みたいな、すがるような想いが綴られた、ちょっと儚さのある歌詞だなと思うんですけど。でもメロディ自体にはエモさだったり疾走感も含まれていて、ただ悲しいだけじゃないところが聴いていて余計にグッとくるんですよ。▷せーぶぽいんとの良さが出ている曲なので、歌詞にも注目しつつ、その魅力を感じてもらえたら。
アイドルの夢は日本武道館
そしてアルバムのラストを飾るのが、ふゆみさんセレクトの『エターナルバース』。
ふゆみ:僕たちの3周年という節目にリリースさせていただいた曲なんですけど、本当にいい曲で。ゲームっぽい曲や、ポップでキャッチーな曲、疾走感のある曲、たくさんのバリエーションがあるなかでも、これは自分たちの想いとかをそのまま伝えられそうな曲になっているんですよね、感覚としてはバラードに近いというか。そういう曲ってあんまり▷せーぶぽいんとには多くなかったんですよ。だからこそ、ライブで歌っているときにもすごく感情が入りますし、「この曲いいな、好きだな」と個人的にも思っていたので、今回のアルバムのために何か1曲選ぶとしたら、これかなって。
まさにグループの大きな一歩となるアルバム『ギルド』ですが、▷せーぶぽいんとがこの先に思い描いているものは?
ふゆみ:これまでの3年半、日々ずっと成長してきているので、これからも応援してくださる方と一緒に成長できたらと思っています。
目標にしている場所などはあるのでしょうか。
たくみん:……日本武道館?
ふゆみ:うん、いつか武道館に立ちたいです!
たくみん:やっぱりアイドルの夢ですから、武道館は。
楽しみにしています。ところで当サイトの“Lotus”には“蓮の花”という意味がありまして、最後にみなさんに『ギルド』を花や植物に例えていただきたいのですが。
エーデルワイスの花言葉のように

ゆき:リンドウ。僕たちの事務所がRINDO Entertainmentっていう名前なんですけど、花のリンドウからきているらしいので、それにします(笑)。
かなめ:▷せーぶぽいんとってとても美しいと思うので、スズランでお願いします!
ぴったりかも。実はスズランって毒を持っていたりもしますし。
かなめ:あ、そうなんですね。じゃあ、かわいいものにはトゲがあるってことで(笑)。
えつや:それで言うと、僕はバラのイメージです。今回の衣装ってメンバーカラーは関係なしに全員、黒と赤をメインにしているじゃないですか。曲も強めだったり、バラードでもちょっとトゲがあったりするところとかバラっぽい気がしますね。
ふゆみ:僕もバラって言おうと思っていたんですけど(笑)……だったら、クロユリにしようかな。えつやが言うように衣装とかジャケ写とか黒メインだし、パッケージとかも黒が基調になっていたりするので。
たくみん:僕はエーデルワイスですね。エーデルワイスって花言葉が「勇気」なんですよ。このアルバムもみんなに勇気を与えられるものになったらいいなって思っていて。
一同:お〜!(笑)
あむ:ヒマワリかな。みんなを照らす太陽みたいなイメージ。本当は僕もバラだったんですけど、せっかくなので違う花にしてみました。
ゆの:僕はチューリップ。自分のなかのチューリップってなんの色にでもなるイメージがあるんですよ。▷せーぶぽいんとってかっこいいときはかっこいい顔をするんですけど意外とかわいい一面があったりもするし、このアルバムもかっこいい曲があればかわいい曲もあるので色は問わないチューリップかなって。いろんなイメージで楽しんでほしいです。
TEXT 本間夕子
PHOTO Kei Sakuhara
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リリース情報
1stミニアルバム『ギルド』
3月25日リリース
01.アイムアクローザー
02.Sacrifight
03.はりあっぷ!
04.確変ランチャー
05.リバイバルランナー
06.ラブラ♡ブレイン
07.ドリーミン≒ワンダラー
08.エターナルバース
アーティスト情報
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