
【インタビュー】2025年ブレイク必至! 若手注目俳優・新原泰佑のカレンダーが発売! いま勢いに乗る若き才能に聞く、激動の2024年と“人を演じる”ことについて

俳優・新原泰佑の勢いが2025年も止まることを知らない。昨年、映像・舞台と話題の作品に続々と出演し、舞台「インヘリタンス-継承-」「球体の球体」の2作品にて第32回読売演劇大賞 杉村春子賞を受賞するなど、いま最も旬な俳優の1人と言っても過言ではない彼。その勢いをそのままに、現在は日曜劇場『御上先生』への出演や、今年6月に上演が予定されるミュージカル『梨泰院クラス』への出演が決定しているなど、2025年も彼から目を離すことは出来ない。そんな新原泰佑の2025 年カレンダーとオリジナルグッズの販売が決定したということでLotusではインタビューを敢行。2024年の振り返りから、作品のこと、そしてカレンダーのこと、彼の等身大の言葉でたっぷりと語っていただいた。
“演じたい”という欲が出た2024年
まず最初に2024年を振り返っていただきたいと思います。昨年は新原さんにとって飛躍の年と言っても過言ではないと個人的には思うのですが、新原さんの体感としてはどんな年になりましたか?

新原泰佑(以下、新原):自分の中では飛躍というよりは激動という言葉がピッタリかもしれません。環境もそうですし、自分のお芝居、役者としてのマインドが大きく変わったのが2024年でした。
具体的にどのようにマインドが変化していったんですか?
新原:2024年は舞台『インヘリタンス-継承-』、ドラマ『25時、赤坂で』、舞台『球体の球体』の3作品が自分にとってとても大きな作品でした。3作ともそれぞれ全く異なるアプローチで演じさせていただき、学ぶことも多かった。特に『インヘリタンス-継承-』では、芝居をするという概念を大きく変えていただいたんです。芝居をすることとは、人を演じることとは、そして役として人の人生を生きることとは、そういったことを強く感じられる作品だったんです。
そして、『25時、赤坂で』では、W主演として演じる楽しさ、僕はアニメや漫画が大好きなんですけど、自分が好きな漫画を題材にしたドラマで自分が主演を務めるという楽しさ、嬉しさを感じましたし、『球体の球体』では、毎公演セリフが変化していく中でお客様に自分が何を伝えるのか、伝えるには説得力というものがやはり必要で、舞台というのは同じ空間にいながら、お客様からお金と時間をいただいているものですから、言葉や行動、お芝居全てに説得力がないといけないと感じました。そこに必要なのは技術と伝える力、そこを養わせていただいたなと思っています。
なるほど。先ほど、“人を演じる”と言葉にされましたけど、それ以前までの新原さんの役に対する考え方はどんなものだったんですか?
新原:どちらかというと、演じるのに必死だった。自分のキャパシティがパンパンになっていることがよくあったんですよね。そんな中で、『インヘリタンス-継承-』は6時間を超える大作だったので、キャパシティがパンパンなところから、無理やりにでも自分でキャパシティをこじ開ける作業が必要だった。それを経験して、おそらく自分の中に余裕が生まれたというか、別のことを考える脳みそが養われたのかなと、そういう部分が大きいなと思っています。
大きな経験をした1年だったんですね。3作品あげてくれた中で2作品は舞台でした。やはりドラマと舞台は勝手が異なりますか?

新原:全然違いますね! いつも思っているんですけど、やっぱり舞台にも映像作品にもそれぞれの違った魅力があって、だからこそ止められない。ある種、悪魔的な魅力がどちらにもあるからこそ、どちらも手放すことが出来ない。そんな感じはあります。
お話を聞いていると、2024年は演じたいという欲が爆発した1年だったのかなと思います。
新原:それはあるかもしれません。それこそ、『インヘリタンス-継承-』はオーディションで、マネージャーさんから「これは6.5時間の舞台です。内容に関しても、一度プロットをしっかり読んで受けるかを決めてほしい」と言われて。拝読させていただいて、すぐに返事をしました。すると、マネージャーさんからは「言ったな、言ったからにはやり切れ。妥協するなよ!」と(笑)。こちらとしては、いやいや、みなまで言うなという感じというか。でも実はドラマの撮影中で過激なシーンが続いて息切れしていた自分への喝だったんですけど。もちろん、やるからにはきちんとやるし、やりたいと思った自分がいることは嘘ではない、お仕事というよりこの作品に出たいという気持ちが強かったし、熱を持ってお芝居をやりたいと思った。オーディションも本番も“演じたい”という欲が強く出た年が、2024年だったと思います。
生き様、感情の機微、そこを観てほしい
その勢いはそのままに新原さんは現在日曜劇場『御上先生』に出演しています。松坂桃李さん演じる主人公・御上孝の兄・御上宏太役という重要な役だと思いますが、お話をいただいたとときはいかがでしたか?

新原:実は、最初は生徒役のオーディションを受けさせていただいたんですけど、オファーは御上孝の兄・宏太役でいただいて。最初は、松坂さんの兄? 年齢差は?と混乱したんですけど、説明を聞いて、企画書や台本を読んでことの重大さを理解したというか。もちろん今回も台本を読んでやりたいと思ったし、御上宏太という人間を人生を全うしてあげないとダメだという責任感が自分の中で生まれた役をいただいたなと思います。
御上宏太という人物はどういう印象ですか?
新原:何もネガティブなイメージもなく、すごくフラットに役を受け入れられた感じ。苦しいという感情があったわけでもないし、自ら命を絶つという道を選んでしまった背景がある役ですけど、僕はそれを最大限に演じるしかないなという。
それはなぜフラットに捉えることが出来たんだろう。
新原:全部のセリフがスッと入ってきたんですよ。命を落とす際のセリフでさえ、スッと入ってきた。言いづらい言葉が一言もなかった。その理由は、例えば僕の奥底の部分に宏太と似たような感情を持ち合わせていたから共感したのか、はたまた、新原泰佑としての愛情や優しさの部分が受け入れたのか、それは分からないけど、彼のある種、真っ直ぐな優しさ、正義感、少しこじれた人生の歩み方、そういった部分に全く嫌悪感を感じなかったんですよね。
ハマり役だったのかもしれない。
新原:それは思います。生徒の役も全員が魅力的で29人全ての方が、キャラ立ちしていると思うんです。それは、役者さん、プロデューサーさんがきっと丁寧に役と向き合っているからこそだと思うんです。本当に皆さんの努力というか、濃密に作り込んでいることをいつも肌で感じています。
確かに、生徒役全てに個性があるものってなかなかないですね。

新原:例えば、引きの画でクラスの子たち全員が映ったりするカットで、大体クラスとして見えたりするはずなんですけど、『御上先生』は机の上に一人の人間たちが点在しているように見える。それがすごく美しいというか、高校生というカテゴリーではあるけど、みんな一人の人間であるみたいなことを画として見せられた感覚に陥って、それが素晴らしいなと思いますね。
ドラマの題材は、日本教育をテーマにしたものになっていますが、このテーマについてはいかがですか?
新原:昨今ずっと世の中で話題になっている事柄だったり、日本教育もそうですし、それにとどまらずいろんな事象というか、事柄を取り上げて織り混ぜながらやっているので、演じる上で自分の中でもすごく丁重に扱って、気を遣ってというか、細心の注意を払って、丁寧に演じなければならないなという自覚はありました。
確かに、少し逸脱してしまうと外野から心無い言葉を掛けられる恐れを孕んでいるドラマでもある。
新原:簡単に言ってしまうと炎上しかねない。そのぐらいセンセーショナルでセンシティブな内容に本当にしっかりと触れているので、だからこそ丁寧に、そして誰よりも理解を深めて、そして誰よりも尖っていかないといけない。それが『御上先生』の作品としての大きな目標であり、押し示す先であり、我々キャストが向かう先だと思うんです。プロデューサーの飯田和孝さんをはじめ、スタッフの皆さんが熱意を持ってお話くださいますし、全員顔合わせの際には、熱い思いを吐露してくださった。この作品にかける想いを上の方たちが自らこうしたいと話す、その言葉に嘘はなかったし、安心してこの大船に乗っていこうと思える作品だなと思います。
御上宏太という存在は今後ドラマが展開していく上で、どんどんベールを脱いでいきます。視聴者の方にも触れていただく機会が増えていきますが、どういうところに注目していただきたいですか?

新原:やはり、視聴者の皆さんからするととても悲しい人間というか、切ないとは思うんですけど、僕はそれが彼の生き方だったと思っていて。自ら命を絶つ役なので、言い方が難しいのですが。彼はこうしなくてはならなかったんだと思うんです。一つ後悔があるとしたら、弟に現場を見られてしまったこと。
思い入れのあるシーンがあるんですが、放送室で自ら命を絶つ前に放送をする場面。弟のいる中等部には聞こえないように、高等部だけのスイッチだけを上げて、言葉を発するシーンがあるんです。このシーンを演じたとき、自分でも不思議なくらい衝動的に、いや本能的に、感情のまま演じることが出来たんですよね。高等部のスイッチを上げるだけのシーンなんですけど、その場所にいると迷いが生じて、中等部のスイッチに手をかけようとしてしまう自分がいた。その中でいろんな思い出がフラッシュバックして、手にブレーキがかかるというか、静電気のようにバチッと手が弾かれる自分がいたんです。
だから視聴者の皆さんには、そういった宏太の感情の機微だったり、彼の生き様を見てほしい。というか、見逃さないでほしい。御上宏太というひとりの人間の生きた証を見届けてほしいですね。そして、弟である御上孝が兄とは違った形で改革を進めていく姿も合わせて見ていただきたいです。
素晴らしいですね。まさに“人を演じる”を体現しようとしている。
新原:ありがとうございます!
自分の中にある2面性
そして、新原さん! まだまだお話するトピックが山ほどあるんですよ! お次の話題は、ミュージカル『梨泰院クラス』です。

新原:ありがたいことに忙しくさせていただいています!
(笑)。主人公パク・セロイの店「タンバム」で働くチャン・グンスを演じますが、世界的にも人気を博した作品のミュージカル化、率直にいかがですか?
新原:日本で世界初のミュージカル化。そんな作品に自分も携わることが出来てすごく光栄に思います。
このお話はどのように?
新原:演出の小山ゆうなさんと舞台「ラビットホール」でご一緒させていただいたこともありお声がけいただきまして、ぜひやりたいですということになりました。本作はドラマ版というよりは、漫画版からミュージカルに落とし込むということで、自分的にもまだまだ未知数。素晴らしいキャストの方が集まっている中で、自分は物語の起承転結の転を担う役だと思うので、この物語をどう展開して転がしていくか、ぐるっと転がしていかねばならないと思っています。『御上先生』でもそうですけど、物語のブーストをかける役が最近多いので、そのブーストを今回もまた皆さんに観ていただけるように頑張ります。この作品は、世界的にも人気でたくさんのコンテンツを経てのミュージカル化、きっと皆さんの目も肥えていると思うので、その期待を裏切らないように、期待を超えられるように頑張りたいです。
ちなみに、なぜチャン・グンス役だったと思います?

新原:うーん(笑)。自己分析するなら、僕の中にある2面性を理解していただいているのかなと……。そしてその行為の奥にある深みの表現を信頼していただいているのかもと。実際に『インヘリタンス-継承-』でも『球体の球体』でも2役を演じていますし、だから今回もどう演じようという不安はないんです。
いいですね。演じることに余裕も生まれてきているフェーズだし。
新原:そうですね! 塩味か味噌味か、迷っているくらい(笑)非常にワクワクしているとことです!
上演は今年の6月になりますが、どのようにゴールまで持っていきたいですか?
新原:ミュージカルとなると、僕も本当にどうなるのか分からないですけど、演出の小山さん、そして世界を代表するクリエイターの方、素晴らしい演者の方と話し合いながら、ゴールまで走り抜けたいと思います。そして稽古が始まったタイミングでまたインタビューしてください(笑)。
わかりました(笑)。では、ミュージカルの話はそのときに再び詳しく!
新原:よろしくお願いします!!
自分は、無色でいたい
そして、最後のトピックとして、2025年のカレンダーが発売されます。テーマは“誘い”。まずはこのテーマになった経緯を教えてください。

新原:今回は、前からお願いしたかったカメラマンの濱田英明さんに撮影していただきました!濱田さんの素晴らしい写真を信用してたので凝ったことをするよりも写真の画力を信じようということになって。
なるほど。
新原:撮影は静岡県のホテルニューアカオ、歴史的ですごく豪華で荘厳な場所。そこにスタイリストさんやヘアメイクさん、プロフェッショナルな方たちが集って、一つの作品を作る。僕は着飾らしていただいて、その場にただいるだけ。ナチュラルなのに物語性を感じることができる、それは濱田さんの撮影だからこそだと思うんですけど、ホテルのゴージャスさと写真のナチュラルさのアンバランス加減がいい味を出しているんです。そんな背景もあり、新原ワールドに皆さんを誘えるんじゃないかと思ったんです。また少し前回までとも異なる、カレンダーが完成したんじゃないかなと思います。
撮影中に印象的だったことはありますか?
新原:撮影中にあまり会話をした記憶はなくて。ただ無言でファインダー越しに会話をしている感じというか。僕がここでシャッターを押してほしいというタイミングで濱田さんは必ず押してくれますし、2人の呼吸が合っていた。濱田さんがどんな画を撮りたいかも段々分かってくるし、2人でどんどんもっと深い場所まで行けたことが本当に楽しくて! マネージャーさんやスタッフさん曰く「OKが多すぎます」ということで(笑)。「もうそろそろ」と撮影中に声をかけられたのは初めての経験で、それが楽しいし嬉しかった。なんだかそういった言葉が自分のモチベーションの1つになっていましたね。
素敵な体験ですね。ここで恒例の質問をさせてください。媒体名である、Lotusは直訳すると花の蓮という意味になります。カレンダーを花や植物に例えるならどんなイメージになりますか?

新原:難しいですね(笑)。イメージ的には、高貴や高潔という言葉がピッタリだと思うんですよね。だから、シンビジウムですかね……。検索してみて、ピンと来ました。でも、カサブランカも可愛いな〜。でも、テーマとなるとカサブランカではないんだよな……。花の形としてはカサブランカが合うなと思うんですけど、シンビジウムは高貴や素朴、飾らない心みたいなところでぴったりかなと思います!
ありがとうございます! 最後に今後の目標・展望を教えてください。
新原:昨年は自分の人生において大切な役を授かったので、今年もお芝居を通じて皆さんと対話しながら、そして役と対話しながら、僕の人生であり、役の人生を生きる。また、役と二人三脚をたくさんしていきたいなと思います!
今日、初めてお話させていただいて、新原さんは自分にいちばん興味があるフェーズに突入したのかなと思いました。自分がどういう役ができるか、自分の可能性は、そういったところにすごく興味がある。それが欲求として出ている状態なのかなと。
新原:そうかもしれないです! いまの言葉を受けて思ったのは、自分がどういう役をやりたいかはあまりないんですよ。逆に自分に合う役、新原が演じたら面白いと思ってもらえる役をプロデューサーの方や演出家の方にお声がけいただけると新たな発見があって、この役を似合うと思ってくださったんだと自分も驚きたいですし、その色に染まりたい。今はそんな気持ちかもしれない。僕はずっと真っ白というか、無色でいたい。その状態から作品を通じて自分の色を染め上げていきたい、そういう作業を繰り返していきたいです。
TEXT 笹谷淳介
PHOTO Kei Sakuhara
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