インタビュー

【インタビュー】祝・20周年!チーム・ハンサム!が「ハンサムライブ」を語る

【インタビュー】祝・20周年!チーム・ハンサム!が「ハンサムライブ」を語る

アミューズに所属する俳優たちによる恒例のファン感謝祭『SUPER HANDSOME LIVE』こと通称『ハンサムライブ』。これが俳優のステージなのかと舌を巻くほどに歌にダンスにと本業を凌駕するクオリティのエンターテインメントなステージで毎回、観る者を魅了し続けてきた『ハンサムライブ』が20周年となる今年、12月27日、28日に神奈川県・パシフィコ横浜国立大ホール公演をもってその歴史に一旦、幕を下ろす。そのタイトルも『Amuse Presents 20th Anniversary ULTRA HANDSOME LIVE 2025“ZERO”』だ。これまで冠してきた『SUPER』から『ULTRA』へとパワーアップ、20年の集大成となっていつまでも記憶に残る2日間となるに違いない。この特別な『ハンサムライブ』に集結する総勢22名の俳優たち、チーム・ハンサム!を代表して猪塚健太、松岡広大、徳永智加来、福崎那由他がLotusに初登場! 『ハンサムライブ』はもちろん、20周年記念プロジェクトとして10月より放送がスタートしたオムニバス恋愛ドラマ『君としたキスはいつまでも』、その主題歌となる『Here Today』についても熱い想いを語ってくれた。

え! みんな本当に俳優なの

まず最初にチーム・ハンサム!、そして『ハンサムライブ』とはどういったものなのか、教えていただいてもいいですか。

猪塚健太:アミューズに所属する俳優たちが年に一度、集まって、ファンの皆様に感謝を伝えるべく開催しているイベントの通称が『ハンサムライブ』なんです。オリジナル曲を使ったダンスや歌を、俳優がやっているとは思えないぐらいのクオリティで披露することで、みなさんに喜んでいただこうというのが『ハンサムライブ』の趣旨なんですけど、そのために集まった俳優たちを呼ぶ言葉がチーム・ハンサム!で。毎回、メンバーは入れ替わりますし、特にグループ活動をしているわけではないんですけど、年1回のこのイベントのために集結したスペシャルなチームをそう呼ばせていただいているんですよ。

みなさんをはじめ、そうそうたる顔ぶれの俳優陣が集う、本当にすごいイベントで。しかも今年で20周年を迎えられるとのこと、おめでとうございます。

一同:ありがとうございます!

猪塚健太:すごいイベントと言ってくださいましたけど、僕たちからしたら、みなさんがそういうものにしてくださったという気持ちなんですよ。ファンの方々に応援していただいたからこそ、そのおかげで歴史を積み重ねて来られたからこそ、迎えられた20周年だと思いますし。

もちろん歴代のチーム・ハンサム!メンバーが全身全霊で取り組んでこられたからこそでもありますよね。言ってしまえば本業ではない歌や踊りを、クオリティの高いエンターテインメント作品に仕上げる努力は並大抵のものではないはずですから。そんな『ハンサムライブ』ですが、みなさんにとってはどんな存在なのでしょう。

徳永智加来:実はこの中だと僕だけ今回が2回目の出演で経験が浅いんです。まだアミューズに所属する前に一度、『ハンサムライブ』を観に行かせてもらったことがあるんですけど、そのときに「え! みなさん、役者なの!?」って本気で驚いたんですよ。それぐらい完成されたライブで歌もダンスも素晴らしいし、本当に役者なの?って疑うくらいクオリティが高くて。なので去年、初めて出演させていただいたときは、正直、そのライブに自分が参加しているっていうことが信じられなかったです。今もそうなんですけど(笑)。

猪塚・松岡・福崎:あはははは!

徳永智加来:あのクオリティを思い出すたびに、同じ舞台に立たせてもらっていることが本当に光栄ですし、ありがたいなって思うんですよね。

初舞台はプレッシャーもすごかったのでは?

徳永智加来:めちゃくちゃ感じていました。人前でダンスを踊ることも歌を歌うことも本当に初めてのことだったので、“やるしかない精神”でただただ必死でした。

松岡広大:わかる。そうなるよね。

全力で伝えればまっすぐに届く場所

福崎那由他:僕は今回で5回目の出演になるんですけど、初めて参加した『ハンサムライブ』の会場が両国国技館だったんですよ。そのときはちょうど15周年で、とても大きな会場だったので、やっぱり最初はめちゃめちゃ緊張しましたね。僕、アミューズに所属している期間は長いんですけど『ハンサムライブ』はほぼ毎年観させてもらうだけで、出たことがなかったんです。なので、智加来が言ったように初めてその舞台に立ったときは実感が湧かなくて。こんなに大きい舞台の上で自分がダンスや歌を披露するっていう……人前でやったことがないわけではなかったですけど、全然得意だとは思っていなかったから、ものすごく緊張していたんです。でも、舞台に出た瞬間、お客様もチームのみんなも受け入れてくれる空気をすごく感じて。失敗しても怖くないと言うと語弊があるかもしれないですけど、まずは自分が全力でしっかり感謝を伝えることができれば、それはまっすぐ相手に届くということを身をもって知れた場所というか。そんな素晴らしい場所に、もう5回も出させてもらえているってなんてありがたいんだろうって。

すごく温かい場所なんですね。

福崎那由他:そうなんです。先輩たちがずっと積み上げてきてくださったからこそ、育まれた温かさだと思いますね。

この1年、どう過ごしたかが試される

松岡さんはいかがですか。

松岡広大:俳優は何かしらの役を背負うことが仕事ですけど、『ハンサムライブ』の場合は、俳優という以上に、いち人間としての存在が問われるというか……ハンサムというぐらいなので、男の生き様みたいなところもパフォーマンスにすごく出てしまうと思うんです。

僕自身、役を背負ってないと不安になってしまうタイプなので、そういう意味では『ハンサムライブ』は出るたびに実は怖かったりもします。もちろん役とはまた違う何かを人前で表現する楽しさや多幸感、そういったプラスの感情もたくさんもらっていますし、約1年に1回、開催されるイベントでもあるので、この1年間で自分がどういう仕事をして過ごしてきたのか、その集大成を見せる場所でもあり、試される場所だなとも思います。

猪塚健太:俺、試されてたのか……!(一同爆笑)

松岡広大:試されるというか、僕たちにとっては単に楽しめばいいというだけではなくて、観てくださる方たちに対してクオリティはしっかり担保しなければいけないと思いますし、そう考えると、ただがむしゃらにやるだけでは成り立たないものでもあるなと思うんです。

猪塚健太:それはたしかにそうだよね。最初は普通のイベントとして始まったのが、歌もダンスも披露するというライブ形式のステージになって今に至るわけですけど、結局は僕らがファンに感謝を伝えたいがための『ハンサムライブ』なので。そのためのクオリティもちゃんと追求したいと思うから、出演を重ねれば重ねるほど、歌も踊りも必然的に自分の本当のスキルとして身についてもくるんですよ。

それは俳優としての活動にもちゃんと活きていて、度胸とかパフォーマンス力とか、そういったものになって僕らの本業にもつながっているなと常々感じるんです。実際、作品によっては歌うこともあれば踊ることもありますし。そういうのを考えると、ファンのみなさんへの感謝祭ではありつつ、僕たち出演者もかなり学ばせてもらえる、すごく貴重な場だなって。俳優として今の自分があるのも『ハンサムライブ』で培ってきたものが大きいなって、ステージに立つたびに強く思います。

20年間のベストアルバムみたいな舞台

そして今回の20周年という大きな節目で一旦、『ハンサムライブ』がその歴史に幕を下ろすとのことですが……。

猪塚健太:前向きな決断ではあるんですけど、やっぱり寂しいですよね。ファンのみなさんともそうですけど、1年に1回、こうやって同じ事務所のみんなと直接顔を合わせて近況報告をし合える大事な場所でもありましたから。俳優って共演しない限り、なかなか現場が一緒になることってないんです。でも寂しいけど、次に繋がっていく何かがきっとあると思っているので。

タイトルも今回は、これまでの『SUPER HANDSOME LIVE』から『ULTRA HANDSOME LIVE』にがっつりパワーアップされていますしね。

猪塚健太:そうなんですよ! 自分たちでハードル、めっちゃ上げちゃっています。

どんなライブになるのでしょう。

松岡広大:どうなるんでしょうね?

猪塚健太:僕らにもわかりません!(一同爆笑)

現段階でイメージされていることだけでも教えていただけませんか。

猪塚健太:20周年と銘打っているので、これまでの歴史も踏まえつつ、いわゆるベストアルバムみたいなイメージのライブになるのかな、と個人的には思っていますね。たぶんファンのみなさんのなかにも、昔の曲を知らない方や映像でしか観たことがない方はたくさんいると思うんですよ。それをもし今回、生で披露できたとしたら、すごく20周年らしいライブになるんじゃないかなって……そういうULTRAな構想もあるよね。

松岡広大:あ、そこでULTRAを使うんですね(笑)。

猪塚健太:まだ開催まで少し時間がありますし、ここからどんどんいろんなことが決まっていくと思うんですけど、昔から応援してくださってきた方からハンサムライブ初心者の方まで、チーム・ハンサム!としても若い俳優から僕ら世代まで、全員がエモくなれるようなULTRAなライブにできたらと思っています。

徳永智加来:僕、『ハンサムライブ』とほとんど同い年なんですよ。

松岡広大:今、何歳だっけ。

徳永智加来:21歳です。もうすぐ22になるんですけど。(※取材は9月中旬に行われました)

猪塚・松岡・福崎:おお!

徳永智加来:僕が1〜2歳の頃に始まった『ハンサムライブ』に今、参加させてもらえているって考えると不思議な気持ちにもなるし、歴史の重みも改めて実感するんですよ。今回はとにかく、これまで繋いで来てくださった先輩方、ハンサムライブをずっと愛して応援してくださったファンのみなさんへの感謝を全力で伝えられたらと思っています。

自分も心揺さぶられながら演じていた

12月の『ハンサムライブ』開催に先駆けて、東京・大阪で開催される巡回記念展「20th Anniversary ULTRA HANDSOME MUSEUM prologue “ZERO”」や、ハンサムプロジェクト20周年記念本、新曲を含めたCDおよびハンサムライブの歩みなど収めたBlu-ray作品のリリースなど、20周年にまつわる嬉しい企画も目白押しですが、なかでも大きなトピックとなるのがABCテレビとチーム・ハンサム!がタッグを組んだドラマ『君としたキスはいつまでも』ですよね。10月からスタートしたオムニバスラブストーリーで、解禁された第1弾情報では猪塚さんがメインキャストとして発表されました。みなさんもご出演されるとのことですが、どんなドラマになるのでしょう?

猪塚健太:複数の主人公がいて、オムニバス形式で各話ごとにそれぞれのラブストーリーが展開されていくんです。ジャンルもさまざまで、コメディっぽいお話もあれば、キュンとするお話や切ないお話もあるんですよ。いろんなハンサムたちの表情やお芝居が見られるんだろうなと思うと僕も今からすごく楽しみで。

猪塚さんのパートはどういったお話になりますか。

猪塚健太:僕のパートは非常に切ない回で、ちょっと大人なラブストーリーですね。僕自身、心揺さぶられながら演じていましたし、みなさんにも感動してもらえたら嬉しいです。

つかぬことを伺いますが、みなさん、ラブストーリーって得意だったりされるのでしょうか……。

松岡広大:もちろんです! だってハンサムですよ?(一同爆笑)

福崎那由他:いやいやいや(笑)。僕はほぼほぼ経験ありませんから、恋愛ドラマは。

猪塚健太:そうなの?

福崎那由他:はい。僕が12歳のときに、“ちゃお”という漫画雑誌の付録DVDで『12歳。』っていう作品の実写ドラマをやらせていただいたのが、ラブストーリーとしてはたぶんいちばん新しい記憶で。

松岡広大:おお!

猪塚健太:でも今回は那由他も恋愛パートがあるんでしょ?

福崎那由他:そうなんです。だからすごく新鮮です。

猪塚健太:てことは、那由他のそういう面を知らないファンの方たちがいっぱいいて、それを初めて観るってことだ。めちゃくちゃ貴重じゃん。

徳永智加来:本当ですね。

猪塚健太:しかもタイトルにあるように今回はキスが一つのテーマだったりするわけで。

福崎那由他:そういう意味ではオンエアがちょっと恥ずかしいですよね、観る側としては。出演者がみんな知っている顔ばっかりじゃないですか(笑)。もちろん、すごく楽しみでもあるんですけど。

ただただ言葉を伝えたい

ドラマの主題歌となる『Here Today』は、今回の『ハンサムライブ』に出演されるチーム・ハンサム!22名全員による歌唱も大きな話題となっています。胸にじんわりと沁みる、とても素敵なラブソングですが、どんな想いを込めて歌われましたか。

松岡広大:20周年記念プロジェクトの一環ではあるのですが、僕は『ハンサムライブ』やチーム・ハンサム!のことを知らない方が聴いても温かさや普遍性を感じる、誰もが一歩、前に進めるような歌詞になっているなと思ったので、主題歌だとかもあまり意識せず、ただただ言葉を伝えようと思って歌いました。

猪塚健太:ラブソングではありつつ、『ハンサムライブ』やチーム・ハンサム!を応援してくださっているファンの方への親愛の気持ちにも通じるような、聴いてくださった方みんなに重なる部分がある歌だなと思うんですよ。僕の場合、ちょうどこの歌をレコーディングしたのが、このドラマでどんな役を演じるのか、内容についてのお話をいただいていたタイミングでもあったので、今回の役にも気持ちを重ねながら歌ったりもしていて。そんなふうに一人ひとりのいろんなシチュエーションや心情に重ねて聴いていただいてもハマる歌になっているんじゃないかなと思いますね。

ドラマとの相乗効果も楽しみです。

猪塚健太:僕らもそれが本当に楽しみで。

徳永智加来:どこでかかるのかな?ってワクワクしています。

猪塚健太:自分たちの歌が主題歌のドラマに出られるなんて想像もしていなかったし、この先。そんな機会はたぶんほとんどないと思うので。ドラマも楽曲もたくさんの方に届いたら嬉しいですね。

同じ時間を楽しんでいる仲間たちの花畑

では最後に、当サイト名の“Lotus(=蓮の花)”にちなみまして、今回の『ハンサムライブ』を花、あるいは植物にたとえていただけますか。

猪塚健太:真っ先に浮かぶのは桜ですね。桜って日本人にとっていちばん馴染みのある花だと思いますし、桜が咲いているときだけはみんな花を見上げながら歩くじゃないですか。満開になったらあっという間に散ってしまうけど、来年また咲いてくれるっていう安心感もありますし、そういうところも毎年年末に開催してきた「ハンサムライブ」にちょっと重なる気がするんです。今回で一旦、幕は下ろしますけど、それもきっと次の何かに繋がると思っていますから。

福崎那由他:ベストアンサーすぎる! 僕は「これ」っていう花ではないんですけど、ステージ上から観る景色が花畑みたいだなと思っていて。ペンライトがいろんな色に光って、それが一面に広がっている感じはまさに花畑だし、景色としてもすごく綺麗だけど、それ以上にその一つひとつにそれぞれの人生があるなかで、今日ここに集まってきてくれて、一緒に同じ時間を楽しんでる仲間なんだなって思うと、さらにグッとくるんです。

松岡広大:めちゃくちゃいいこと言うね。

徳永智加来:僕はじゃあ、まだ咲いていない花。舞台に登場した全員のことを好きになってくれるかもしれないし、この人を推したいって思ってくれるかもしれないし、観る人によってどういう花が咲くかわからないなと思うので。

猪塚健太:それもいいなぁ。さあ広大、締めは大丈夫? かなりいい花が3本、出てきたけど。

松岡広大:うん、びっくりしています(笑)。花もいいですが、もっと瑞々しいイメージが今、僕のなかでは浮かんでいます。小高い丘のてっぺんに樹齢何十年とかの何層も年輪を重ねた太い木がどっしり立っていて、その周りには青々とした草原が広がって、明るい太陽の光が降り注いでいる……みたいな。しかも、そこまで陽射しは強すぎず、心地よい風が吹いていて、木陰に集まってくる人たちもいれば、生い茂る葉を眺める人がいたり、幹に触れる人もいたりするんです。

なんだか『ハンサムライブ』の本質にも通ずるようなイメージですね。

猪塚健太:うん、まさに。素晴らしい! 

TEXT 本間夕子

PHOTO Kei Sakuhara

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締め切り:11月28日(金)

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ライブ開催概要

【Amuse Presents 20th Anniversary ULTRA HANDSOME LIVE 2025“ZERO”】
開催期間:2025年12月27日(土)〜12月28日(日) 
会場:パシフィコ横浜国立大ホール
出演者:青柳塁斗、猪塚健太 、岩崎友泰、植原卓也、太田将熙、甲斐翔真、小関裕太、徳永智加来、新原泰佑、林優大、東島京、兵頭功海、平間壮一、福崎那由他、細田佳央太、松岡広大、松島庄汰、水田航生、溝口琢矢、本島純政、山﨑光、渡邊圭祐(50音順)
企画・製作・主催:アミューズ

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