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【連載コラム】ボイメン本田の猫通信 第5回

【連載コラム】ボイメン本田の猫通信 第5回

大の猫好きと知られるBOYS AND MENの本田剛文が、猫に纏わるコラムを綴る「ボイメン本田の猫通信」。第5回目のタイトルは、『ハイな姿もまた良いのです』。果たしてどんな猫通信になっているのか!癒し度100%のエピソードを御覧ください!

ハイな姿もまた良いのです

猫の“トイレハイ”という現象をご存じでしょうか。トイレを済ませた直後に何故か猛烈なハイテンションになることがあるという、猫の不思議な生態です。その状態になった際の行動も様々。部屋中を豪快に走り回るケースもあれば、大きな鳴き声を上げるというパターン、怒涛の勢いで爪研ぎをするなど……個性が出るポイントです。ちなみに我が実家の猫たちも頻度はかなり低いようですが、たま〜にトイレハイが発動します。

トイレ中はリラックスモードの副交感神経が優位に働き、トイレ後はアクティブモードの交感神経に切り替わるゆえに、このような行動をとるといわれたりもしますが、そのあたりは諸説あるのだそう。例えば、防衛本能としてトイレ後にはその場からすぐに立ち去るという習性があるという説もあります。圧倒的な安全が確保された家猫でも、その肉体には野生の魂がどこか残っているわけです。便利で快適な現代社会に生きる我々人類が、忘れつつある危機管理の姿勢。過剰にピリピリする必要は無いかもしれませんが、警戒心を手放さないことで防げる事件・事故も多くあるはずです。猫の立ち振る舞いから、学ぶべきものがあるかもしれません。

また別の説では、単純にスッキリとした開放感から気分が高揚しているのではないか、ともいわれます。無事にトイレが済んだというだけのことを、全身を使って喜べるその心……これまた見習うべきことのように思います。衣食住にとどまらず、ありとあらゆるものに溢れた現代社会では、“日常の幸せ”を感じるセンサーが鈍りがちです。小さくても、当たり前でも、噛み締めれば喜ばしいはずのことは沢山あるはず。それらを見落とさない心を持っていたいものですね。

……トイレハイに端を発した話にしては、えらく真面目な内容になってしまいました。もっとポップな感じの回にしようと思っていたので、僕自身も想定していなかった仕上がりです。ですが、これはこれで良しとしちゃおうと思います。なにせ、この文章を書き上げたことで僕もコラムハイになっているのですから!

アーティスト情報

本田剛文
ほんだ たかふみ

愛知県出身、1992年11月3日生まれ。今年結成15周年を迎える名古屋発エンターテイメント集団
”BOYS AND MEN”のメンバー。情報番組のレポーターやMC、ラジオ番組等を中心に活躍中。
特技は弓道弐段・日本舞踊。日本伝統文化検定2級を取得。
巧みな話術を持ち、猫を愛する本田がYouTubeで配信する”猫実況”は必見‼

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