インタビュー

【インタビュー】*ChocoLate Bomb!!「パシフィコ横浜公演は、本当に*ChocoLate Bomb!!の集大成of集大成に」

【インタビュー】*ChocoLate Bomb!!「パシフィコ横浜公演は、本当に*ChocoLate Bomb!!の集大成of集大成に」

9月1日にパシフィコ横浜で行うワンマン公演を持って、10年間の歩みを止め、無期限活動休止をすると発表した*ChocoLate Bomb!!。彼らの最後のシングル『Memories/Woo-Wee!/真似真似Twist and Shout』が、8月13日に発売になる。*ChocoLate Bomb!!の姿を目の前で見れるのは、もう僅か。今のメンバーの心境を、ここへ記したい。

『Memories』には、自分たちの歩みやファンのみなさんへの思いなど、本当に様々な僕らの気持ちを詰め込んでいます。

すでに公式でも告げていますが、*ChocoLate Bomb!!は9月1日にパシフィコ横浜で行うワンマン公演を持って無期限活動休止をします。この発表をしたのが、2月25日に行った10周年記念公演の場でした。ファンの方々はものすごい衝撃を受けていますが、無期限活動休止を決めたのは何時頃だったのかが気になります。

E~suke:じつはもう2年前から決めていたことでした。当初は「解散」と発表をするはずでしたが、改めてメンバーの中で思いを巡らせ、いろんな考えを交わす中、「無期限活動休止」と決めました。

Leo:解散にしてしまうと、グループの存在自体が消えてしまう。それは寂しいことなので、グループの名前をずっと残し続けるためにも無期限活動休止という形を取りました。

E~suke:無期限活動休止にしようと2年前に決めたとはいえ、それをすぐに発表しなかったのも、いろんなタイミングを見計らってのこと。その発表を行うまでの期間の中、僕ら自身は気持ちを前向きに切り替えていましたけど。さすがに、その発表を聞いたときのファンたちはショックが大きかったようで、今でも寂しさのあまりライブで涙する人たちの姿を見かけます。

無期限活動休止の表明後、*ChocoLate Bomb!!は最後となるツアー「THE LAST TOUR〜*ChocoLate Bomb!!〜」を実施。さらに、アルバム『THE BEST〜*ChocoLate Bomb!!〜』を発売しました。そして、無期限活動休止前最後の作品として、8月13日にシングル『Memories/Woo-Wee!/真似真似Twist and Shout』をリリースします。収録した曲たちは、ベスト盤にも収録していましたよね。なぜ今回、改めてシングルとして発売したのでしょうか。

Sasser:アルバム『THE BEST〜*ChocoLate Bomb!!〜』は全国流通盤ではなかったことから、商品を手にすることのできない方々も各地にいました。だから最後に、全国各地どこにいても手にできるようにと、全国流通盤として今回のシングルの発売を決めました。収録したのは、ベスト盤として制作したアルバムの中へ新曲として収録した曲たち。それらをピックアップして届ける形を取りました。

表題曲の『Memories』は、今のメンバーの心境を記した曲ですよね。

E~suke:旅立ちを前にした今の僕らの気持ちを言葉にし、メンバーみんなで作詞をしました。ここには、自分たちの歩みやファンのみなさんへの思いなど、本当に様々な僕らの気持ちを詰め込んでいます。

無期限活動休止に入って以降も、この曲を聴いたら*ChocoLate Bomb!!のことを思い出してもらえるようにと考えて歌詞を書きました。

良ければ、一人一人『Memories』に込めた思いについて語ってもらえますか。

Leo:『Memories』には、ファンの人たちへ向けた「今まで応援してくれてありがとう」という感謝の気持ちを詰め込みました。自分はけっこうネガティブなタイプです。「そんな自分でも、みんな認めてくれてありがとう」という感謝の思いを、自分の歌うパートの歌詞に書きました。それくらい、ファンの方々への感謝の思いが一番全面に出ている楽曲になりました。

Sasser:『Memories』には、ファンのみんなへの感謝の思いはもちろん。メンバーや、支えてくれたスタッフさんたちへの感謝の思いも込めています。自分で書いた歌詞には、別れることの寂しさはあるけど。でも、前向きな気持ちで最後までいようというメッセージを記しました。それが、今の僕の素直な気持ちです。

Takkun:*ChocoLate Bomb!!には、『アオハル』という楽曲があります。僕は、その楽曲とリンクした歌詞を書きました。そのうえで、ファンへの思いも重ねています。『Memories』は、MVも制作。中に、この10年間の中で身につけた歴代の衣装をズラッと並べたシーンが出てきます。あの衣装の数々を見たときは、自分たちでも感動を覚えました。全体的にとてもエモい映像に仕上がっているので、MVも観てください。

10年分の衣装を並べた様は圧巻ですよね。

Takkun:そうなんです。初期時の衣装は残念ながら無かったんですけど。それでも、ほぼほぼ全部の衣装を並べたから、いろんな思い出が甦ってきちゃいましたね。僕らの歩みを見続けているファンの方は、そこもぜひ注視してください。

E~suke:*ChocoLate Bomb!!は、僕の「表舞台に立って活動をしたい」思いをスタッフさんに伝え、そこから僕がリーダーとなって立ち上げたグループです。だからこそ僕は、「あの日動いた瞬間」など、出会ってくれてありがとうという感謝の気持ちと同時に、*ChocoLate Bomb!!を通して自分の歴史というか、歩んだ日々も歌詞に投影しました。

立ち上げメンバーだけに、いろんな思いが去来しますよね。

E~suke:もちろんです。結成したばかりの頃は、10年続くなんて想像もしていなかったこと。こんなに長く続けられたのも、いろんな人たちに愛されるグループになれたからだと思ったら、そんな嬉しいことはないですよね。

Kouta:僕は、*ChocoLate Bomb!!の楽曲の作詞をすることが多かったから、今回も、自分が歌詞の基盤を作ったうえで、みんなに協力を仰ぎ、いろんな言葉を持ち寄って作りました。歌詞には、*ChocoLate Bomb!!らしさを残しつつ、みんなも言っていたようにファンの人たちへの感謝の思いを伝えれば、無期限活動休止に入って以降も、この曲を聴いたら*ChocoLate Bomb!!のことを思い出してもらえるようにと書きました。

*ChocoLate Bomb!!らしさが気になります。

Kouta:あまり臭いセリフを使うことなく、真っ直ぐに思いを伝えること。しかも、いつもの僕ららしくフランクにね。

Leo:そうだね。普通だったら「ありがとう」と書くんだろうけど、あえて「ありがと」とフランクな言葉にしているのも、自分たちっぽいところだからね。きっとファンの人たちは、そういうところにも*ChocoLate Bomb!!らしさを感じてくれるんじゃないかな。

Kouta:とくに大事にしたのが、無期限活動休止=終わりじゃなくて、何時まで経っても、ファンの人たちの中で*ChocoLate Bomb!!が大切な存在であってほしいなということ。そういう思いも『Memories』に込めています。

この曲を聴いたファンの方々のリアクションは、どんな感じですか?

Kouta:ライブで初披露したときもそうだったし、リリイベやライブで『Memories』を歌うたびに、みんな涙を流しながら聴いています。僕らは前向きな気持ちで歌っているとはいえ、ライブで歌いだして間もない頃は、僕らも歌いながら涙を流してしまうことはありました。最近は、その悲しみを乗り越え、笑顔で歌っていますけど。ファンの人たちは、いまだこの曲を聴くと泣いてしまう人たちもいます。その姿を観て僕らも涙を流しそうになるところを、頑張って耐えながら歌っています。

E~suke:ライブでは、終わり頃によく『Memories』を歌うんですけど。せっかくのライブ、悲しい気持ちで終わってしまうのは嫌だから、本当なら泣かせたくはないんだけど。でも、この曲は、聴くと泣いてしまう楽曲だから、泣かせたい気持ちもある…。

Kouta:そこが、なんか変な感じだよね。僕らは「泣かないぞ」という気持ちで歌っていますけど。でも、ファンの人たちの泣いてる姿を見て、「涙してくれるほど、僕らのことを思ってくれているんだ」と感じるたびに嬉しくなりますし、つられて泣いてしまうこともあります。

続いては、Panmenさんお願いします。

Panmen:*ChocoLate Bomb!!って、10年という活動期間の中、けっして順調に進んできたわけではないです。むしろ、苦労も多かったなと自分たちでは思っているし、ファンの人たちの中にも、そういう印象のあるグループなんですよ。いろんな苦労を背負い込もうとも、それを乗り越えてこれたのは、ファンの人たちの存在があったから。だから、ここまで歩んでこれました。でも、その苦労を伝えるのではなく、「ファンの人たちがいたから、ここまで歩んでこれた」という感謝の気持ちを伝えたくて、みんなもそうだし、自分も言葉を寄せています。そういうメンバーみんなの思いの詰まった楽曲なのが、『Memories』です。ファンの人たちの中でも、歩んできた思い出を笑顔で思い出せる曲になっていたら嬉しいですね。

最後は、Yujimaruさんですね。

Yujimaru:自分の書いた言葉もそうだし、歌っているパートも、「自分らしくこれからも進むよ」のようにどれも前向きな思いなんですよ。ここでの経験が、これからの自分の糧になるよという内容の歌詞を歌うことが多いのも、自分の気持ちとリンクしているところ。自分たちにとって無期限活動休止という選択は、けっして暗いものじゃない。むしろ、それぞれの未来へ向けた前向きな決断です。僕らの決断を、聴いた人たちも前向きに捉えられる。それこそ「応援してきて良かったな」「これからも、それぞれの道を頑張ってね」と、この曲を通して思ってもらいたいし、『Memories』が、そう思ってもらえる楽曲になっていたら嬉しい…。いや,そういう曲になっていると自分たちでは思っています。実際にメンバーみんな、前向きな気持ちで日々を過ごしているからこそね。

*ChocoLate Bomb!!自体が、もともと幅広い音楽性を表現しているグループ。新曲を制作するときにも、異なる表情の楽曲を収録しようと決めました

C/Wには、最新曲の『Woo-Wee!』と『真似真似Twist and Shout』を収録しました。どの曲もまったく方向性の異なる曲調です。やはりそこは…。

Kouta:*ChocoLate Bomb!!自体が、もともと幅広い音楽性を表現しているグループ。新曲を制作するときにも、異なる表情の楽曲を収録しようと決めました。

Leo:もともと多種多彩な音楽性を表現してきたグループだから、3曲とも同じような曲調じゃ面白くないじゃないですか。

Sasser:それに、『Memories』のあとへ同じようにしんみりとした曲が流れて来ても違うからね。ただ、いろんな楽曲の幅を見せてきたことで、「*ChocoLate Bomb!!といえば○○」の、その○○に入るジャンルの言葉が人によって違う。そこは、ファンの人たちの中でもいろんな受け止め方があるみたいです。

Kouta:ほんと、そうだよね。ファンの人たちの中から「かわいい曲が好き」「格好いい曲が好き」「お洒落な楽曲が好き」などいろんな声が届くように、ほんと多種多様な音楽性を*ChocoLate Bomb!!は見せているんだなと僕らも感じています。

Takkun:嬉しかったのが、『真似真似Twist and Shout』を後輩グループReLITの青野精一郎くんが「*ChocoLate Bomb!!へ向けた思いを込めた楽曲を作らせてください」と言って、実際に『真似真似Twist and Shout』を書いてくれたこと。

Panmen:もともと新曲は2曲のみと思っていたけど、その熱い申し出があったことで生まれた経緯もありました。

E~suke:僕らの10周年ライブを見て、彼なりにいろいろと思うことかあったようで、その思いを『真似真似Twist and Shout』に詰め込んでくれました。

ラナンキュラスの花言葉の持つ門出は、今の僕らにとても相応しい言葉。

サイト名に付けているLotusとは、蓮の花のこと。最新作の『Memories/Woo-Wee!/真似真似Twist and Shout』を花に例えるとしたら、どんな花になりますか?

Kouta:先日、僕らに似合う花の名前が何かないかなと探しているときにピッタリだと思って見つけたのが「ラナンキュラス」という花。その花には、僕らの担当カラーと同じ色の花の種類があれば、花言葉も「門出を祝う」という意味があるんですね。そのうえで、個々の色の花ごとに意味を持っていれば、それもメンバーカラーにピッタリでした。ラナンキュラスの花言葉の持つ「門出」は、今の僕らにとても相応しい言葉。この作品は、僕らの門出を祝う作品になるからこそ、このシングルを僕らはラナンキュラスに例えたいですね。

Panmen:なんか俺らってさ、そういうカラフルな花が集まった花束みたいな存在じゃない?

Leo:あっ,確かに。

Panmen:ぜんぜん異なる個性をもった花が集まったら、こんなにも派手な花束になっちゃいましたみたいな。

Sasser:あれだね、カレーライスとラーメンとチャーハンと美味しいものが集まった定食みたいな感じだ。

全員:・・・・。

パシフィコ横浜公演は*ChocoLate Bomb!!として一番ベストなライブになると思います。

最後に、9月1日にパシフィコ横浜で行う無期限活動休止前最後の公演に向けての思いを聞かせてください。

Leo:自分は無期限活動休止を発表したときから、自分たちとファンのみんなとで最後まで一緒に楽しもうと発信を続けています。もちろん、みんなの悲しい気持ちだって全部受け止めますけど。悲しいよりも、最後まで楽しさを感じてほしいなという思いが強いです。最後の全国ツアーのときも、毎回のライブごとに、自分が一番楽しむぞという気持ちでやってきたし、その精神でアイドル活動も続けてきました。だからこそ、9月1日まで、自分はみなさんと一緒に楽しんでいきたい気持ちで進み続けます。きっと最後の日は泣いてしまうかも知れないけど。でも、最後の最後までしっかり笑顔で楽しみたいし、見てくれる人たちにも「楽しかった」という気持ちが一番にあってほしいなと思っています。まして、会場がパシフィコ横浜ですからね。 今までで一番大きな会場でやらせていただけるからこそ、思いきり楽しみたいです。

Sasser:自分は今、もう一つ別のグループでも活動をしています。そちらのグループは今後も続くから、自分は表舞台から完全にいなくなるわけじゃないので、また形を変えて会えますけど。でも、「*ChocoLate Bomb!!にいる自分が好き」と言ってくれる人たちもいるから、その方々のためにも、9月1日まで決まっているすべてのライブをすごく大切に、何より楽しんでいけたらいいなと思いながら、今も日々活動をしています。

Takkun:自分は9月1日を迎えることをすごく楽しみにしています。だって、パシフィコ横浜でワンマンライブが出来るなんて最初は想像もしていなかったことですからね。最後にすごく素敵な会場を用意してくださったことがとても嬉しいです。9月1日で終わってしまう悲しさはあるけど、この公演には自分たちでやりたいアイデアをいろいろ詰め込んでいるから、どんな内容が飛び出すのかも楽しみにしていてください。

E~suke:みんなでいろんな意見やアイデアを出し合ってライブを作っているところがいいよね。

Takkun:周年公演のときもそうだったけど、オープニングや間に挟む映像なども含め、自分たちのやりたいことを1から詰め込んで作りあげられるのが嬉しいんです。最後のセトリも、みんなで話しあいを重ねて出来た流れになれば、これが今の*ChocoLate Bomb!!として一番ベストな、メンバーの思いをぎっしりと詰め込んだライブになるのは間違いないです。

E~suke:よくツアーの最後に、「今日が今回のツアーの集大成」と言うじゃないですか。9月1日は、本当に*ChocoLate Bomb!!の集大成of集大成となる公演になります。「これが*ChocoLate Bomb!!だ」という内容だし、当日までまだ少し期間はあるから、もっともっと練り上げて最高のライブを作りあげます。

Kouta:自分は9月1日以降、ソロ活動。そして、自分がプロデュースしているグループとしての活動を兼任していくつもりです。でも、*ChocoLate Bomb!!は自分が一番自由にはっちゃけられる場。その場が9月1日で終わってしまうからこそ、その日まで思いきりはっちゃけながら、メンバーらといろんな思い出を作っていきたいし、9月1日の公演もいい思い出になるように頑張ります。

Panmen:もちろん、9月1日を迎えるまでもそうだし、9月1日当日もみんなで楽しみたいし、笑顔で終えたい気持ちがありますけど。でも、悲しいとか寂しい気持ちだって同じように大切にしてほしいなと思っています。悲しいも、寂しいも、楽しいも、好きも、幸せも、とにかくいろんな感情を全部感じて、全部を大切にしていける、そんなライブをみんなと一緒に最後まで感じ続けたいし、9月1日のパシティコ横浜公演も、それを感じれるライブにしたいと思っています。

Yujimaru:今は悲しい気持ちが薄れてきて、楽しい気持ちのほうが勝っています。10年間アイドル活動を続けてきた中、いろんなことをやってきたけど。一番好きなのが、*ChocoLate Bomb!!としてライブをやることなんですよね。それを改めて今感じている日々です。きっとパシフィコ横浜公演のときもいろんな感情が生まれるだろうけど。でも、楽しいライブになるだろうと思っているから、すごく楽しみにもしています。それに当日は、ホールならではの演出も派手にやると思うから、そこも楽しみにしていてください。

Kouta:今までにしたことのない演出もやるから、そこも楽しみにしていてほしいです。

Takkun:お金かけちゃいます(笑)

Kouta:その言い方(笑)。コストかかってます(笑)

TEXT 長澤智典

PHOTO Kei Sakuhara

リリース情報

■*ChocoLate Bomb!! 15th シングル『Memories/Woo-Wee!/真似真似 Twist and Shout』
発売日:2024 年 8 月 13 日(火)
形態数:1 形態
価格:¥ 1,200(税込)
品番: QARF-69257
収録曲数: 6曲
収録曲:
M1. Memories
M2. Woo-Wee!
M3. 真似真似 Twist and Shout
M4. Memories (Instrumental)
M5. Woo-Wee! (Instrumental)
M6. 真似真似 Twist and Shout (Instrumental)

ライブ情報

パシフィコ横浜公演
2024 年 9 月 1 日(日) 会場 パシフィコ横浜 国立大ホール
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アーティスト情報

*ChocoLate Bomb!!は動画投稿サイトをきっかけに結成された日本の7人組ボーイズアイドルグループ。

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